場面2「AIへの頼み方・聞き方で迷うとき」 41/49本目
AIの書いた原稿は、1回で終わらせない。2回目に全体を整理させると直る
教科書でいうと → 第4章「文書と表とスライド」(解説動画つき)
AIに文章を書かせて、そのまま使っていませんか。1回目の出来は、悪くないのに、どこか散らかっていることがあります。この記事では、2026年4月13日に僕が驚いた、2回目の整理の頼み方を、社長向けにまとめます。
教材を学習したAIに書かせた
2026年4月13日、僕は、マーケティングの教材を学習させたAIに、LP(商品の案内ページ)と、30本のセールスレターを書かせました。教材を読むより早いと、感じたからです。書いてもらった原稿は、別のAIにHTMLの形にしてもらい、業務の道具の雛形として入れられました。
1回で終わらせなかった
驚いたのは、そのあとです。1回で終わらせず、もう一度、LP全体の整理を頼みました。すると、3つの軸で、全文を書き直してくれました。1回目の原稿を材料にして、2回目で全体の構造を整える。この使い方が、効果的でした。
手足にすれば、できることが広がる
結果として、LPとセールスレターの原稿を、業務の道具のワークフローに、自動で入れられるようになりました。「これを手足にすれば、これだけで何でもできそう」と感じたのを、覚えています。AIの文章は、1回目で完成品と思わず、育てる材料と考えるのがおすすめです。
2回目の頼み方(提案)
ここからは、社長が自分の文章で試す、頼み方の提案です。
1. 1回目は、材料を渡して書かせる
商品の特徴、お客様の悩み、使ってほしい言葉を渡して、最初の原稿を書かせます。完成度は、気にしません。
2. 全体の整理を頼む
「この原稿全体を、3つの軸で整理し直してください」と頼みます。軸は、「お客様の悩み」「解決の方法」「次の行動」など、自分の仕事に合う物を決めます。
3. 書き直しを読み比べる
1回目と2回目を、並べて読みます。話の順番や、重複がなくなっているかを、確かめます。
4. 良い所だけ取り入れる
2回目が、すべて良いとは限りません。1回目の良い表現を、残すのがおすすめです。
軸を決めて頼むのがコツ
「もっと良くして」とだけ頼むと、AIは、どこを直せばよいか分からず、的外れな直し方をします。軸を言葉で決めて頼むと、全体の整理がしやすくなります。軸が決まらないときは、AIに「軸の候補を3つ出してください」と頼んで、選びます。
30本のような量は、型を決めてから
セールスレターのように、数が多い物は、最初に型を1つ決めます。型が決まると、AIは、同じ型の中で、内容を変えて書けます。型を決めずに数だけ頼むと、似た文章が並び、読み手が飽きます。
よくある疑問:何回まで直せばよいですか
目安は、2〜3回です。それ以上くり返すと、表現が平らになりやすいです。直しても良くならないときは、材料が足りないことが多いです。社長自身の体験や、お客様の声を足すと、動き出します。
最後は人の目で確かめる
AIが書いた文章は、数字や固有名詞に、間違いが入ることがあります。商品の特徴や、できることの範囲が、事実と合っているかを、きちんと確かめます。特に、「できる」「効果がある」といった言い切りは、根拠があるか見てください。
材料の質を上げる
原稿の質は、渡す材料で決まります。商品の特徴だけでなく、お客様の声、よくある質問、断られた理由も渡します。材料が増えると、2回目の整理で、的を射た構成になります。
読み手を1人に決める
原稿は、読み手を1人に決めて書かせると、締まります。「40代の飲食店の社長」のように、具体的な人を伝えます。読み手が広すぎると、誰にも刺さらない文章になります。
声に出して読む
出来上がった原稿は、声に出して読みます。引っかかる所や、言いにくい所は、読み手にも読みにくい所です。そこをAIに「ここを自然な言い方に直して」と頼みます。
修正の履歴を残す
1回目と2回目の原稿は、両方残します。あとで見比べると、自分が良いと感じる直し方の傾向が分かります。その傾向を、次の依頼文に書くと、1回目の質が上がります。
弱い所を、AIに聞く
出来上がった原稿を、AIに見せて、「読み手が離れそうな所を、3つ挙げてください」と頼みます。自分では気づかない弱点が見つかります。挙がった所を、1つずつ直します。
比べて選ぶ
同じ材料で、3つの案を作らせて、比べる方法もあります。どの案が、自分の考えに近いかを選ぶと、判断の軸が見えてきます。選んだ案を土台に、2回目の整理を頼みます。
気をつけること
LPやセールスの文章は、お客様への約束です。実際にできないことを書かないでください。AIの文章に、強すぎる言葉があれば、穏やかな言葉に直すのがおすすめです。
今から始める社長へ
今あるAIの原稿を1つ選んで、「3つの軸で全体を整理し直してください」と頼んでみてください。2回目の原稿を見ると、1回目で終わらせていたのが、もったいなく感じるはずです。