場面2「AIへの頼み方・聞き方で迷うとき」 35/49本目
ステップメールは、概要ではなく7通の全文をAIに頼む
教科書でいうと → 第13章「頼み方を型にする」(解説動画つき)
お客様に、順番にメールを送るステップメールを作りたい。でも、何をどう書けばよいのか分からない。そんな悩みはありませんか。この記事では、僕が2026年の5月に経験した、ステップメールの全文を、AIに書いてもらった方法を、社長向けにまとめます。
作り方が、世に出ていない
ステップメールの、具体的な作り方は、世に出ていない秘伝のノウハウのように感じていました。概要の説明は多くありますが、実際の文章まで公開されているものは、少なかったのです。
「全文を」と頼んだら、書いてくれた
2026年5月3日、僕は、AI相談役に、ステップメール7通の全文を頼みました。概要ではなく、全文です。すると、書いてくれました。僕の言葉でいえば「全文を頼んだら、なんと書いてくれた」です。そのまま、お客様管理の道具に、ステップメールとして設定できました。
概要を頼むと、概要が返る
AIは、頼まれた粒度で返します。概要を頼めば、概要が返ります。全文を頼めば、全文が返ります。遠慮して、概要だけ頼んでいると、そこから先を、自分で書く手間が残ります。できるかどうか分からないことは、とにかく一度、全文で頼んでみるのがおすすめです。
自分の仕事で試す手順
1. 目的と読み手を、決める
誰に、何をしてほしいメールかを、1行ずつ書きます。たとえば「資料請求した人に、無料相談の予約をしてもらう」です。
2. 7通の流れを、決める
1通目は自己紹介、2通目は悩みの共感、3通目は事例、のように、役割を決めます。流れが決まっていると、AIの文章がぶれません。
3. 全文を、1通ずつ頼む
「1通目の全文を、500字ほどで書いてください」と、1通ずつ頼みます。まとめて頼むより、1通ずつの方が、質が安定します。
4. 人が読み直して、直す
出てきたメールを読んで、言い過ぎの表現や、事実と違う内容を直します。自分の言葉に近づけて、最後に設定します。
1通ずつ頼むメリット
7通まとめて頼むと、後ろの方のメールが、短くなったり、似た内容になったりすることがあります。1通ずつ頼めば、前のメールの内容を踏まえて、次を書かせられます。各メールの目的も、明確に伝えられます。
送る前の確認
メールを実際に送る前に、自分宛てに、試し送りをします。表示の崩れや、リンクの間違いを、確かめます。また、配信の停止の方法が、メールに入っているかも確認してください。
よくある疑問:AIが書いたメールは、読まれますか
読まれるかどうかは、内容が読み手の悩みに合っているかで決まります。AIが書いたかどうかは、関係ありません。自社のお客様の言葉を、材料に入れると、読まれやすくなります。
結果の見方
送ったあとは、開封の数と、クリックの数を、通ごとに見ます。数字が低い通を直していくと、全体が良くなります。1か月ごとに、数字を見直す習慣が、おすすめです。
7通の役割の例
7通の流れの一例を挙げます。1通目はあいさつと、これから届く内容の予告。2通目は、お客様の悩みへの共感。3通目は、悩みが起きる理由。4通目は、解決の考え方。5通目は、事例。6通目は、よくある疑問への答え。7通目は、次の行動のお誘い、です。この流れに沿ってAIに頼むと、7通のつながりが自然になります。自社の事情に合わせて、順番や内容を入れ替えてください。
件名と書き出しが、いちばん大事
メールは、件名と、最初の2行で、読まれるかどうかが決まります。AIには、件名を5案出してもらい、その中から選びます。書き出しは、読み手の悩みに触れる一文から入ります。自分で書く部分を、件名と書き出しに絞ると、直す手間が減ります。
配信の間隔を決める
7通を、どの間隔で送るかも、決めておきます。毎日だと負担に感じる人もいます。2日おきや、3日おきなど、お客様の様子を見ながら調整します。最初は、短めの間隔で始め、反応を見て、延ばすか縮めるかを決めるのがおすすめです。
反応を見て、直す
送ったあとは、お客様の返事や、問い合わせの内容にも、目を向けます。「この点が分かりにくい」という声があれば、該当する通を直します。数字だけでなく、言葉でもらう反応が、いちばん参考になります。直した通は、日付と一緒に、記録しておきます。
全文を頼むときの注意
全文を頼むときも、自社の情報は、事前に整理して渡します。会社の強み、お客様の悩み、できないこと、の3つです。できないことを伝えておくと、AIが、実現できない約束を書かなくなります。
気をつけること
メールの配信は、お客様に届く、取り消せない操作です。送信の設定は、内容と宛先を、人が確認してから有効にしてください。また、誇大な表現や、根拠のない約束を書かないよう、読み直してください。
今から始める社長へ
まず、1通目のメールだけ、全文で頼んでみてください。出てきた文章を読むと、7通の全体像が、見えてきます。