場面2「AIへの頼み方・聞き方で迷うとき」 34/49本目
情報発信をやりきれない社長は、30分を3回話すだけにする
教科書でいうと → 第11章「顔を出さない解説動画」(解説動画つき)
情報発信が大切なのは分かっている。でも、毎日の仕事に追われて、書く時間がない。そんな中小企業や店舗の社長は、多いものです。この記事では、僕が2026年の5月に目指した、話すだけで発信が回る仕組みを、社長向けにまとめます。
大切さは分かっていても、やりきれない
2026年5月10日、僕は、AIエージェントの活用に、一歩踏み込みました。きっかけは、中小企業や店舗は、情報発信の大切さが分かっていても、やりきれないという悩みです。使っている業務の道具のAI機能が、日本語化されておらず、発信するコンテンツは、自分で作る仕組みが必要でした。
30分×3回で、あとはAIが回す
僕が目指した形は、こうです。社長に、30分を3回、話してもらう。あとは、AIが、記事も、SNSの配信も、自動でやる。話す量は、合計で90分です。その90分が、数か月分の発信の材料になります。
録音1本から、記事とSNSを作る
この仕組みの元になったのは、12月ごろに買った、Opalの講座でした。録音1本から、長い記事、SNSの投稿、挿入画像まで、同時に作るマルチポストを始めました。音声を録音するだけで、記事とSNS投稿が同時に作れる「一石三鳥」の仕組みだったからです。12月と1月は、ずっとこの講座に取り組み、かなりいい手応えがありました。
自分の仕事で試す手順
1. 話すテーマを、3つ決める
お客様に聞かれることが多い質問から、3つ選びます。「選び方」「失敗しやすい点」「依頼の流れ」のような切り口です。
2. 30分、話して録音する
テーマごとに、30分ほど、聞き役に質問してもらいながら話します。社長1人でなく、聞き役がいると、話が深まります。
3. 文字にして、記事の種を出す
録音を文字にして、AIに「この話から、記事の見出しを10個出してください」と頼みます。見出しが、そのまま、発信の予定表になります。
4. 記事とSNSの投稿に、分ける
見出しごとに、記事とSNSの投稿に分けて、下書きを作らせます。公開する前に、人が確かめます。
聞き役が、いちばん大事
30分間、1人で話し続けるのは、大変です。社員や、仲間に、聞き役をお願いします。質問が、話の引き出しを開けてくれます。聞き役は、専門知識がなくても構いません。分からないことを、そのまま聞いてもらうと、お客様に近い視点の話が出てきます。
1回の録音から、どれだけ作れるか
30分の話からは、記事なら数本、SNSの投稿なら十数本の材料が取れます。3回で90分ですから、数か月分の発信の予定が立ちます。材料の量を、事前に決めて、足りなくなったら、また30分話せばよい形です。
よくある疑問:話した内容は、そのまま出せますか
話した内容は、そのままでは、読みにくいことが多いです。AIに整えさせて、人が確かめてから出します。また、お客様の話や数字が入っていれば、公開してよいかを確認してください。
1回目の録音の準備
最初の録音の前に、聞き役と、15分だけ打合せをします。話すテーマ、質問の順番、時間配分を、決めておきます。質問は、10個ほど、紙に書いておけば十分です。準備が15分あるだけで、30分の録音が、ぐっと濃くなります。
録音を、記事の予定表にする
録音を文字にして、AIに見出しを出させたら、その見出しを、1か月の発信の予定表に並べます。週に2本、というように、ペースを決めます。予定表があれば、毎朝「今日は何を書こう」と悩まなくて済みます。ネタ切れの不安も、材料が手元にあることで、消えます。
社長の言葉が、芯になる
AIがどれだけ記事を作れても、芯になるのは、社長の経験と考えです。話した内容に、自分の失敗談や、お客様とのやり取りを、入れてください。そうした具体的な話が、読む人の信頼につながります。AIは、その芯を、読みやすく広げる役です。
3回で足りないとき
3回話して材料が足りなくなったら、お客様から新しく聞いた質問を足して、また30分話します。お客様の声が、次の材料になります。無理に先まで作り込まず、数か月ごとに、録音を足していく形にするのがおすすめです。
社内の協力を得る
聞き役や、公開前の確認の担当は、社内の誰かにお願いします。全部を社長1人で抱えると、続きません。役割を分けて、週に1回、15分だけの確認の場を作ります。その場で、公開する記事を、1本ずつ決めていけます。
気をつけること
AIが自動で発信できる仕組みでも、公開前の確認は、人が行います。誤った内容や、言い過ぎた表現が、そのまま出てしまう危険があります。確認の担当を決めて、確認の手順を、先に作っておいてください。
今から始める社長へ
まず、お客様によく聞かれる質問を、1つ選んでください。その質問への答えを、30分、聞き役に質問してもらいながら話すところから、始められます。