場面4「やったことを、残して引き継ぐとき」 16/27本目
発散しがちな思考は、朝と夕の日誌でAIに優先順位へ引き戻してもらう
教科書でいうと → 第7章「会社の第2の脳」(解説動画つき)
気になったことに、次々と手を出してしまい、気づくと、大事な仕事が進んでいない。そんな1日を、過ごしたことはありませんか。この記事では、僕が2026年の2月に、1か月続けた、AIと一緒にやる日誌の習慣を、社長向けにまとめます。
思考が、発散しやすい
2026年2月24日の時点で、僕はAIと日誌を始めて、1か月になっていました。始めた理由は、僕の思考が、発散しやすいことです。気づいたことに、どんどん手を出してしまうのです。経営者の抜けや優先順位を、AIに見てもらえば、コーチに頼むように、すっきりするのではないか、と考えました。
朝に予定、夕に達成
日誌には開始と締めの、2つの合図があります。朝は今日の予定と、やるべきタスクを、AIに出してもらいます。1日の終わりには、達成したことを、まとめてもらいます。発散しそうになったとき、AIが、優先順位とタスクで、引き戻してくれます。
順番づけの理由を、AIに説明させる
7月には社員にも、作業の優先順位をAIに相談するやり方を、見せました。今日明日の予定と、作業の優先順位を、AIに解説させて決めます。AIの答えが、自分の感覚と違うときも、その理由を読むことで、考えが整理されます。
自分の仕事で試す手順
1. 朝の合図を、決める
仕事を始める前に、AIに「今日の予定と、やるべきことを、教えてください」と頼む習慣を作ります。前日の記録があれば、それを読ませます。
2. 今日の3つを、決める
AIが出した一覧から、今日やる3つだけを選びます。3つ以外は、手を出さないと決めます。
3. 夕の合図で、振り返る
仕事の終わりに、「今日達成したことを、まとめてください」と頼みます。やれなかったことは、明日に回します。
4. 記録を、翌朝に引き継ぐ
夕にまとめた内容を、日誌として保存します。翌朝、それを読ませると、続きから始められます。
発散を、悪者にしない
思いつきや、気づきは、新しい仕事の種でもあります。発散を止めるのではなく、メモとして残して、後で選び直す形がおすすめです。朝の一覧に、「気づいたこと」の欄を設けて、そこに溜めていきます。
日誌の書式は、短くてよい
日誌は、5〜10行で十分です。「今日の予定」「達成したこと」「気づいたこと」「明日やること」の4つの欄を作ります。長く書くと、続きません。続けられる短さが、いちばん大切です。
コーチのように、使う
AIは、感情を挟まず、優先順位の抜けを指摘してくれます。「この予定は、売上に近いですか」と聞かれると、自分の判断を、客観的に見直せます。ただし、決めるのは、社長自身です。
よくある疑問:毎日続ける自信がありません
最初は、週に3回だけでも構いません。続けられる頻度から始めて、慣れたら増やします。やれなかった日は、責めずに、次の日に再開してください。
夕の振り返りの質問
夕の振り返りでは、「今日、いちばん進んだことは何ですか」「予定していたのに、できなかったことは何ですか」「その理由は何ですか」と、AIに聞いてもらいます。理由を言葉にすると、できなかった原因が、見えてきます。原因が分かれば、翌日の計画を、現実的に立てられます。
週に1回の、まとめ
毎週末に、1週間分の日誌を、AIに読ませて、まとめてもらいます。「今週、進んだことと、先延ばしにしたこと」を、整理してもらいます。先延ばしの傾向が見えると、翌週の予定の立て方が、変わります。月に1回は、さらに大きく、振り返ってください。
社員とも、使う
日誌のやり方は、社員にも勧められます。社員が、自分の優先順位を整理できると、報告や相談の質も上がります。まず、1人の社員と、1週間だけ試して、感想を聞くのがおすすめです。
日誌の置き場
日誌は、日付ごとに、1つのフォルダへ保存します。名前は、日付だけで構いません。後から検索できるよう、普通の文章のファイルで残すと、AIにも、読ませやすくなります。
続けられなかった日の扱い
日誌が途切れた日があっても、気にしないでください。再開した朝に、AIへ「しばらく日誌を書いていませんでした。直近の状況を、質問して整理してください」と頼めば、続きから始められます。途切れたことを責めるより、再開の手軽さを大切にします。
日誌から、見えてくること
1か月分の日誌を読み返すと、自分が時間を使っている先が、見えてきます。売上に近い仕事に何割、雑務に何割か、数えてみます。割合を知るだけで、時間の使い方を変えるきっかけになります。
気をつけること
日誌には、お客様の名前や、機密の内容が入ることがあります。AIに渡す前に、伏せ字にしたり、必要な部分だけに絞ったりしてください。また、AIが出した予定や優先順位は、実際の約束と合っているかを、人が確認してください。
今から始める社長へ
明日の朝、AIに「今日やるべきことを、3つ教えてください」と聞いてみてください。夕方に、達成したことを振り返ると、日誌の習慣が始まります。