ニタ|ひとり社長の軽トラDX

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場面5「複数のAIや仕組みで、回していくとき」 14/40本目

AIと話すほど案が増えて何も終わらない。朝のブリーフィングで回す

AIと話していると、楽しくてアイデアがどんどん出てくる。でも、気づくと3か月たっても、何一つ完成していない。事務作業は苦手で、期限も守れず、請求書もためてしまう。この記事では、僕が2026年の6月から7月にかけて変えた「朝のブリーフィングをAIに頼む」やり方と、社長が明日の朝から始められる手順を書きます。

3か月たっても、何も完成していなかった

AIと話すと、案はいくらでも出てきます。1年前の僕は、それで満足していました。でも、ある日ふと振り返ると「3ヶ月経ったら何にも完成してないじゃん」という状態でした。アイデアが出ることと、仕事が終わることは別です。案が増えるほど、手を付けていない物が増え、頭の中が散らかっていきました。もともと僕は、事務作業が苦手で、期限が守れず、請求書もためてしまう方です。先送りしやすい人とAIが話すと、案だけが積み上がっていきます。

「おはよう、今日のブリーフィングをお願いします」

2026年の6月、仕事の回し方を変えました。お客様ごとに、やること、納める物、議事録を、顧客管理の道具にまとめて置くようにしました。そして朝に、AIへこう頼むようにしました。「おはよう、今日のブリーフィングをお願いします」。AIは、今日やること、期限が切れている物、優先する順番を、秘書のように出してくれます。頭で覚えておかなくても、丸ごと任せられるようになりました。7月には、AIとの会話で出た案を保存しておき、毎朝AIとその日のやることと終わったことを確かめる、朝会の形にしました。これで、すごくすっきりしました。1人でも、AIと会話しながら仕事を回せるようになったのです。

分かったのは、案を出す時間と、終わらせる時間を分けるということ

この経験で分かったのは、AIとの会話を、案を出す時間と、終わらせる時間に分けるということです。

  • 案を出す会話は、案を保存して終わる
  • 朝の会話は、今日終わらせることだけを決める

同じ会話で両方をやると、新しい案に引っ張られて、終わらせるべき仕事が後回しになります。

今日から真似できる手順

1. 案を置く場所を、1つ決める

まず、AIとの会話で出た案を置く場所を1つ決めます。メモの道具でも、表でも構いません。大事なのは、1か所にまとめることです。案はそこに置いたら、その場では手を付けません。

2. やることと期限を、1か所にまとめる

お客様ごと、案件ごとに、やることと期限を1か所にまとめます。AIが読める場所に置いておくと、朝のブリーフィングで使えます。

3. 朝、AIにブリーフィングを頼む

朝、仕事を始める前に、AIにブリーフィングを頼みます。「今日やること、期限が切れている物、優先する順番を出して」と頼みます。出てきた一覧から、今日終わらせる物を3つだけ選びます。

4. 夕方、終わった物を確かめる

夕方か次の朝に、選んだ3つが終わったかをAIと確かめます。終わらなかった物は、なぜ終わらなかったかを一言残して、翌日に回します。

保存した案は、週に1回だけ見る

保存した案は、毎日は見ません。週に1回、時間を決めて見直します。見直す時に、「今月やる」「いつかやる」「やらない」の3つに分けます。「今月やる」に入った物だけを、やることの一覧に移します。案を捨てるのは、もったいなく感じます。でも、「やらない」と決めることで、残りの案に力を集められます。

頼んだ仕事の実績も見えるようにする

AIを何種類も使っていると、どのAIに何を頼んだのかが分からなくなります。AIに頼んだ仕事も、やることの一覧に入れて、終わったかどうかを見えるようにしておきます。人に頼んだ仕事と同じように、AIに頼んだ仕事も実績を管理する。それだけで、頼みっぱなしの仕事が減ります。

ブリーフィングの頼み方を育てる

朝のブリーフィングは、最初から完璧な形でなくて構いません。使いながら、「期限が近い物を一番上に」「お客様ごとにまとめて」と、自分が見やすい形に直していきます。AIが出す一覧が長すぎて読みきれない時は、「3つまでに絞って、理由も1行で」と頼み方を変えると、朝の5分で読めるようになります。頼み方の文は、メモに残しておき、毎朝同じ文で頼みます。同じ文で頼むと、毎朝同じ形で出てくるので、見比べやすくなります。

気をつけること

AIのブリーフィングは、置いてある情報を元に作られます。期限や約束が書き込まれていなければ、AIは知りようがありません。大事な期限は、置き場所に書き込むのを習慣にしてください。請求や支払いのように、お金に関わる期限は、AIの一覧だけに頼らず、自分でも確かめてください。また、お客様の情報を置く場所は、見てよい人を決めておいてください。

今から始める社長へ

AIと話して案が増えるのは良いことです。ただ、案を出すだけでは仕事は終わりません。明日の朝、仕事を始める前に、AIに「今日のブリーフィングをお願いします」と頼んでみてください。今日終わらせる3つが決まるだけで、1日の進み方が変わります。