場面2「AIへの頼み方・聞き方で迷うとき」 17/49本目
自動化の仕組みが難しい時は、日本語の設計図をAIに作らせて貼る
教科書でいうと → 第12章「決まった仕事を自動で回す」(解説動画つき)
問い合わせが来たら、お礼のメールを送り、担当者に知らせ、3日後にもう一度連絡する。こうした自動の仕組みを作りたい。でも、設定の画面を開くと、何をどうつなげばいいのか分からない。この記事では、僕が2026年の6月に見つけた「日本語の設計図をAIに作らせて、道具の中のAIに貼る」作り方と、社長が今日から試せる手順を書きます。
日本語の設計図を貼ったら、動いた
僕が使っている顧客管理の道具には、自動の仕組みを組む機能があります。ただ、画面が英語で、使いづらいのが悩みでした。2026年の6月、別のAIのAntigravityに、作りたい仕組みを日本語の設計図にしてもらいました。それを、顧客管理の道具の中にある、仕組みを組むAIにそのまま貼ってみました。すると、結構動いたのです。「そのままベタって貼り付けると、結構動くんですよね」。そのときの言葉です。0から全部を理解しなくても、ひな形を直すやり方なら難しくない。ステップメールの原稿も、貼っていくだけで設定できるようになりました。「これでもう十分かな」と感じました。
社員にも、同じ作り方を教えた
同じ月の終わりには、この作り方を社員に教えました。Codexというまた別のAIに仕組みを設計させ、日本語のまま道具のAIに貼って作らせる。うまく動かない所があれば、AIに直させる。教える時に強く伝えたのは、「完璧さは全然求めずに」ということです。英語でなければいけない、という思い込みも要りませんでした。0から全部自分で作るのではなく、大体の形をAIに作らせて、残りを直すだけ。これができると、すごい武器になると感じました。
分かったのは、理解してから作るのではなく、作ってから直すということ
この経験で分かったのは、自動の仕組みは、全部理解してから作る必要はないということです。
- 何をしたいかを日本語で書ければ、設計図はAIが作れる
- 設計図を貼れば、大体の形は道具の中のAIが作る
- 動かない所だけを、AIに直させればいい
社長に必要なのは、仕組みの理解ではなく、「何が起きたら、何をしたいか」を言葉にすることです。
今日から真似できる手順
1. やりたいことを、順番に日本語で書く
まず、やりたいことを順番に書きます。「問い合わせが来たら」「お礼のメールを送る」「担当者に知らせる」「3日たっても返事がなければ、もう一度連絡する」。箇条書きで構いません。
2. AIに、設計図の形にしてもらう
その箇条書きをAIに渡して、「自動の仕組みの設計図にして」と頼みます。使っている道具の名前も伝えると、その道具に合った形で書いてくれます。
3. 道具の中のAIに、設計図を貼る
できた設計図を、使っている道具の中の、仕組みを組むAIに貼ります。道具の中にAIがない場合は、設計図を見ながら、AIに1つずつ手順を聞いて設定します。
4. 試しに動かして、直す所だけ直す
組めたら、自分あてに試しに動かします。思ったとおりに動かない所があれば、その所だけをAIに伝えて直させます。最初から完璧を目指さず、試しては直す、を繰り返します。
ひな形を持っておくと速くなる
一度うまく動いた設計図は、ひな形として残しておきます。次に似た仕組みを作る時は、ひな形を少し直すだけで済みます。僕は、うまくいった設計図を手順書にまとめて、教材にしようと考えました。同じ悩みを持つ人が、0から始めなくて済むようにするためです。
完璧を求めないことの意味
自動の仕組みは、最初から完璧に作ろうとすると、いつまでも完成しません。考えられる全部の場合に備えようとして、設計が複雑になり、どこかで手が止まります。まずは一番よくある流れだけを作って動かす。例外は、動かしてみて出てきた時に足す。この順番なら、早く使い始められて、使いながら良くしていけます。
試す時は、自分あてから始める
自動の仕組みを試す時は、お客様の連絡先で試さないのが鉄則です。自分のメールアドレスや、試し用の連絡先を1件作って、そこに向けて動かします。メールの文面、送られる時間、担当者への知らせ。全部を自分で受け取って確かめてから、本番のお客様に向けて有効にします。試し用の連絡先を1つ決めておき、新しい仕組みは毎回そこで動かしてから使うのがおすすめです。
気をつけること
お客様にメールやメッセージが送られる仕組みは、試す時に本物のお客様あてにならないよう、自分あての連絡先で試してください。仕組みを有効にする前に、送られる文面を自分で読んでください。また、一度有効にした仕組みは、止めるまで動き続けます。どこで止められるかを、先に確かめておいてください。
今から始める社長へ
自動の仕組みは、理解してから作るものではなく、作ってから直すものです。まずは、毎回手でやっている連絡の流れを1つ、日本語で順番に書き出してみてください。その箇条書きが、AIにとっての設計図の材料になります。