ニタ|ひとり社長の軽トラDX

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場面1「AIの道具を入れて、使い始めるとき」 6/27本目

日本語になっていない海外ツールは、画面を訳す前に開発元へ頼んでみる

海外の業務ツールを入れたら、画面が全部英語だった。しかも、日本では動かない機能がある。そんなとき、社長はどうすればいいのでしょうか。僕は、2025年に同じ壁にぶつかりました。この記事では、そのときの体験と、今から始める社長が試せる進め方を書きます。

全部が英語で、日本では使えなかった

2025年の8月、ゴーハイレベルのスナップショットを見て気づきました。機能の名前も、画面も、全部が英語のままです。日本で使うには、日本語化が必要でした。一番複雑なのはパイプラインとワークフローだと分かり、日本語化の作業を始めました。このとき僕が口にしたのは、「全部英語が入ってます。だから日本で使えない」という言葉でした。

さらに11月、僕はダラスの大会で、開発側に日本語化を頼みました。米国で実装済みの機能のうち、AI電話のようなものは、日本語化がされていないために、日本では動かなかったからです。僕は日本で最初に触った1人のようでした。

分かったのは、頼める窓口が存在するということ

画面を自分で訳すだけが、解決ではありません。道具の作り手に、日本で使いたいと直接伝える方法もあります。声が届けば、直る可能性が出てきます。

今日から真似できる手順

大会に行く必要はありません。同じ考え方で、手軽にできる方法を書きます。

1. 日本で動かない機能を、書き出す

使いたい機能ごとに、日本語で動くかどうかを試して、表にします。動かないものと、動くけれど英語のものを分けて書きます。

2. 公式の資料で、対応を確かめる

AIに「この機能は、日本語や日本の環境で使えますか」と聞くだけでは足りません。公式の説明や、サポートへの問い合わせで、最終的に確かめます。

3. 作り手へ、要望として伝える

公式の問い合わせ窓口や、意見を送る場所に、日本語化を希望すると書きます。AIに英語の文面を下書きしてもらい、自分で読み直してから送ります。

4. 待つあいだの代わりの手を、用意する

日本語化を待つあいだは、使える機能だけで進めます。動かない機能は、別の道具や手作業で補います。

日本語になっていない機能を、見分けるコツ

日本で動かない機能は、使ってみるまで分からないことがあります。見分けるコツは、公式の機能一覧に載っているものを、1つずつ自分で試すことです。載っているからといって、日本の環境で動くとは限りません。たとえば、電話や住所のように、国ごとに仕組みが違う機能は、特に注意が必要です。試した結果は、「動いた」「動かなかった」「英語のまま動いた」の3つに分けて、日付と一緒に記録しておきます。あとで開発元に問い合わせるときに、事実としてそのまま使えるからです。

要望を伝える時の、文面の作り方

要望の文は、短く、具体的に書きます。「日本語化をお願いします」だけでは、何を直せばいいのか伝わりません。「この画面の、この項目が英語のままで、日本のお客様に説明できません」と、場所と困りごとを書きます。そして、自分が日本の中小企業の事業者で、実際に使いたい理由があることも、一言添えます。文面はAIに下書きしてもらって構いません。ただし、送る前に、自分の言葉になっているかを読み返します。

動かないことを、前提に組む

日本で動かない機能があると分かったら、それを使わない形で、仕事を組み立てます。たとえば、僕の場合は、AI電話のような機能は、日本語化が進むまで、別の方法を探しながら待ちました。待っているあいだに、今できる範囲を固めておくと、機能が動くようになった日に、すぐに切り替えられます。このとき、動かない機能に頼った計画を、お客様に約束してしまうのは避けてください。約束は、動くと分かってからにします。

日本語にならない時の、近道

自分で訳す労力が大きいときは、AIに画面を貼って、日本語の対応表を作ってもらう方法があります。「この画面の項目を、英語と日本語の対応で表にして」と頼めば、そのまま社内の手引きになります。スタッフに設定を任せる場合も、その表を渡しておけば、全員が同じ言葉で話せます。

他の社長と、情報を分け合う

日本で動かない機能の情報は、1人で集めるより、同じ道具を使っている人と分け合うほうが早く集まります。勉強会や、同じ道具を使う仲間の集まりで、「ここは日本で動かなかった」と教え合うだけで、時間の無駄がかなり減ります。

気をつけること

要望を出したからといって、すぐに直るとは限りません。大事な業務を、まだ動かない機能に頼って組むのは避けてください。また、問い合わせの文面に、お客様の情報や鍵を入れないようにします。

今から始める社長へ

英語の壁にぶつかったとき、画面を訳すだけが選択肢ではありません。作り手へ頼む道があることを、覚えておいてください。まずは、使いたい機能が日本で動くかどうかの確認から始めましょう。