場面1「AIの道具を入れて、使い始めるとき」 17/27本目
英語しかない業務ツールも、AIに日本語で頼めば設定できるようになった
教科書でいうと → 第3章「困った画面を自分で解決する」(解説動画つき)
業務で使いたい道具が、登録画面からサポートまで全部英語。そんな理由で、導入を諦めかけたことはありませんか。僕も、まさにそうでした。この記事では、2026年の6月に「言葉の壁がかなり薄くなった」とまとめた経緯と、社長が真似できる進め方を書きます。
全部が英語だった
ゴーハイレベルには、日本語の環境がありません。登録の画面も、届くメールも、サポートも、すべて英語です。以前の僕は、画面を翻訳して、1行ずつ意味を調べながら、設定を進めていました。
AIに日本語で言えば、手順を教えてくれる
2026年の6月、僕はこう整理しました。Claude Code、Antigravity、Codexの3つのAIから、MCPやAPIでつなげば、日本語で設定を頼める。言葉の壁が薄くなった、と。使い方を全部学ばなくても、やりたいことをAIに言えば、手順を教えてくれます。
もちろん、MCPでワークフローの登録ができない場面もありました。そのときは、画面のスクリーンショットをAIに送りながら、1個ずつ設定しました。その結果、日本語の操作で、かなりの設定ができるようになりました。
今日から真似できる手順
特定の画面ではなく、進め方を書きます。
1. やりたいことを、日本語で伝える
「お客様が申し込んだら、自動でお礼のメールが届くようにしたい」のように、目的を日本語で書きます。手順の名前や英語の用語を、先に覚える必要はありません。
2. AIが直接できることは、任せる
AIが道具につながっている場合は、設定をそのまま頼みます。つながっていなければ、次の手順に進みます。
3. できないところは、画面を貼って1つずつ進める
AIが直接操作できないところは、スクリーンショットを貼って、押す場所を聞きます。1つの操作が終わるたびに、次の画面を貼ります。
4. 終わったら、設定の内容を日本語で控える
最後に「いまの設定を、日本語で一覧にして」と頼みます。英語の画面を見返すより、ずっと分かりやすい控えになります。
設定を頼む時の、言い方のコツ
日本語で頼むときは、目的に加えて、条件も書くと、手順が正確になります。「お客様が申し込んだら、自動でお礼のメールが届くようにしたい。メールは日本語で、差出人は自分の会社の名前にしたい」のように、結果の姿を具体的に書きます。分からない英語の言葉が出てきたら、そのまま聞き返します。「この言葉は、ここでは何の意味ですか」と聞けば、画面の用語をその場で日本語に直してくれます。手順を教わったら、「いまの手順を、番号つきで書き直して」と頼むと、そのまま作業の手引きになります。
うまく動かなかった時に、見直すこと
AIが直接つながる方法がうまく動かないときは、設定の失敗ではなく、道具との相性の問題であることもあります。僕の経験でも、ワークフローがその方法では登録できない場面がありました。そんなときは、あきらめて手作業の道へ切り替えれば十分です。画面を貼りながら1個ずつ進める方法は、時間はかかっても、確実にたどり着けます。つながる方法にこだわりすぎると、かえって時間を失います。目的は設定を終えることなので、使える道を選んでください。
英語のメールが届いた時の、読み方
英語の道具は、画面だけでなく、届くメールも英語です。そのメールの中には、請求や、サービスの変更のお知らせのように、大事なものが混ざっています。読めないからと放っておかず、本文をそのままAIに貼って、「何のお知らせか、いつまでに何をすればいいか」を日本語で聞きます。期限のあるものは、日付と内容を、自分のカレンダーに入れてもらいます。英語のメールで失敗するのは、読めないことより、気づかずに見過ごすことのほうが多いからです。
設定の前に、決めておくこと
AIに日本語で設定を頼む前に、次の3つを決めておくと、手戻りが減ります。1つ目は、何を自動にしたいのかです。目的が曖昧だと、AIは余計な設定まで足してしまいます。2つ目は、触っていい範囲です。お客様の情報が入っている部分には、手を出さないでほしいと、最初に伝えます。3つ目は、元に戻す方法です。設定を変える前の画面を写しておけば、もし違っていても戻せます。
本番の前に、小さく試す
設定を一通り入れたら、いきなりお客様に使ってもらわないでください。自分用のテストの申し込みを1件作って、お礼のメールが届くか、通知が自分に来るかを、最初から最後まで通して見ます。ここで見つかった間違いは、AIに「この動きが違う」と伝えれば、その場で直せます。
気をつけること
AIが「できました」と言っても、実際の画面で確かめてください。お客様にメールが届くような設定は、自分宛てに試し送信をしてから、本番にします。また、鍵のような大事な情報は、AIに見せる前に、渡していい範囲かどうかを決めておきます。
今から始める社長へ
英語の道具は、昔は壁でした。いまは、AIが通訳と案内役を引き受けてくれます。まずは、気になっていた英語の道具を1つ、AIに「日本語で使い方を教えて」と聞いてみてください。