場面6「AIに任せる範囲を、決めていくとき」 35/36本目
AIは本で学ぶより、夢中で作る人の隣で見るほうが早い。空気を学ぶ価値
教科書でいうと → 終章「次の一歩を自分で選ぶ」(解説動画つき)
AIの使い方を、本や動画で学んでいるのに、なかなか手が動かない。そんな社長に、お伝えしたい体験があります。この記事では、2026年7月4日に僕が参加したセミナーでの気づきを、社長向けにまとめます。
同じ空気の中で学ぶ
2026年7月4日、僕は、高知のAIブロガーのセミナーに参加しました。理由は、本人に会って、同じ空気の中で学びたかったからです。会場で、いちばん印象に残ったのは、講師の話ではありませんでした。
横で、異常に集中して作る姿
僕の横で、講師が、異常な集中で、アプリを作っていました。その姿を見たことに、大きな価値を感じました。知識そのものより、作っている空気感や、集中の仕方が、価値だったのです。
質問して、すぐ答えてもらえた
もう1つの価値は、質問して、すぐ答えてもらえたことです。動画や本では、疑問が浮かんでも、答えを探す時間がかかります。その場で聞けると、止まっていた手が、動き出します。
空気から学べること
作る人の隣にいると、言葉にならない部分が見えます。画面の切り替えの速さ、迷ったときの調べ方、あきらめるタイミング。これらは、本には、ほとんど書かれていません。
自分の仕事で試す手順
ここからは、社長が自分の仕事で、隣で学ぶ機会を作る手順の提案です。
1. 作っている人を探す
AIで何かを作っている人を、探します。社内の若手、知人の経営者、地域の勉強会の参加者など、身近な所にいます。
2. 見学を頼む
「作業している所を、30分だけ見せてほしい」と、頼みます。教えてもらうのではなく、見るだけでよいと伝えると、頼みやすくなります。
3. 質問を3つ用意する
見学の前に、聞きたいことを3つ書いておきます。「どうやって始めたか」「止まったとき、どうするか」「いちばん役立った使い方は何か」などです。
4. 帰ったら、1つ真似する
見た中から、1つだけ、自分の仕事で真似をします。その日のうちに試すのが、いちばん定着します。
オンラインでも空気は学べる
遠い人でも、画面を共有して、作業を見せてもらう方法があります。作業の様子を録画しておくと、あとで見返せます。その場でしか分からない空気は減りますが、手の動きは学べます。
集中の仕方を真似る
集中が続く人は、作業の環境を、整えています。通知を切る、時間を区切る、1つの画面だけを開く。自分の環境にも、1つだけ取り入れてみるのがおすすめです。
よくある疑問:自分より若い人に頼んでよいですか
年齢は関係ありません。AIは、若い人が得意なことが多く、社長が頼むと、喜んで教えてくれる場合があります。お礼は、昼食や、感謝の言葉で十分です。
見学のお礼を伝える
見学させてもらったら、その日のうちに、お礼を伝えます。学んだことを1つ書いて伝えると、相手も喜びます。関係が続くと、次の質問もしやすくなります。
見学で観察する点
見学では、画面の中身だけでなく、作業の進め方を見ます。最初に何をするか、行き詰まったらどうするか、いつ休むか。進め方の癖は、自分の仕事にも取り入れやすい学びです。
学んだことを、すぐ記録する
見学が終わったら、その場で、気づいたことを5つメモします。時間がたつと、細かい点を忘れてしまいます。メモを見ながら、1つだけ、自分の仕事で試します。
集まりに参加する
勉強会やセミナーに参加すると、同じ関心を持つ人に会えます。作っている人が多い場所に身を置くと、自分も作りたくなります。参加前に、質問を1つ用意しておくと、収穫が増えます。
学びの場の選び方
学びの場は、作る人が多い所を選びます。話を聞くだけの場より、手を動かせる場のほうが、体に残ります。参加者の中に、同じ業種の人がいると、さらに役立ちます。
見たことを、社内に伝える
学んできたことを、社員に5分で共有します。「こんな集中の仕方があった」と話すだけでも、社内に良い刺激が生まれます。共有すると、自分の理解も深まります。
一緒に作る時間を作る
社員と一緒に、30分だけ、並んで作る時間を作ります。お互いの作業を見られると、学びが自然に起きます。月に1回でも、続けると効果があります。
学びを仕事に変える
学んだことは、仕事に使って初めて価値が出ます。1週間以内に、小さな作業を1つ、新しいやり方でやってみます。やってみた結果を、見学させてもらった人に報告すると、関係も深まります。
隣で学ぶ回数を決める
見学や勉強会は、月に1回など、回数を決めておくと続きます。予定に入れておけば、忙しい月も、流れてしまいません。続けるうちに、学びの仲間が、自然に増えていきます。
気をつけること
見学のとき、相手の仕事の中身や、お客様の情報を、見せてもらいすぎないようにします。写真や録画は、相手の許可を取ってください。学んだことは、自分の仕事で試して、初めて自分の物になります。
今から始める社長へ
身近で、AIを使い込んでいる人を、1人思い浮かべてみてください。30分、隣で見せてもらうだけで、本を3冊読むより、手が動くことがあります。