場面6「AIに任せる範囲を、決めていくとき」 33/36本目
昔は使えなかった本の自炊が、今は自分の体験と混ざって記事になる
教科書でいうと → 終章「次の一歩を自分で選ぶ」(解説動画つき)
読み終えた本が、棚に並んだまま眠っている。知識はあるはずなのに、仕事で使えていない。そんな悩みはありませんか。この記事では、僕が2026年1月と2月に振り返った、本の知識を自分の体験と混ぜて使えるようになった経緯を、社長向けにまとめます。
昔の自炊は、粗くて使えなかった
昔、僕は、事務所の移転で持っていけない本を、裁断してスキャンしました。ところが、読み取りが粗すぎて、あまり使えませんでした。本をPDFにして、AIに読ませてみたこともあります。それでも、仕組みとして回るところまでは、行きませんでした。
十数年やりたかった願いが、組み合わせで叶った
2026年1月27日、僕は、ObsidianとAntigravityという2つの道具の組み合わせは、昔本を裁断してスキャンした頃から、ずっとやりたかったことだと語りました。十数年来やりたかったことが、組み合わせで実現した、と感じたのです。この仕組みなら、インタビューだけでも、ブログ記事や動画のネタが作れるようになります。
本のネタと体験を混ぜて書く
2026年2月4日、僕は、本のネタと自分の体験を混ぜて、本やブログを自動で書くという長年の構想が、実現したと振り返りました。「まさに自分がやりたかったことが実現した」という実感です。読み切れていない本の内容まで入っているので、出てきた記事を自分で読んで、勉強になるほどでした。
自分の本棚で試す手順
ここからは、社長が自分の本棚で試す手順の提案です。
1. 活かしたい本を5冊選ぶ
最初から全部の本を使おうとせず、仕事に役立てたい本を5冊だけ選びます。
2. 文字にして置き場に入れる
電子書籍や、文字の読み取りができるPDFなら、そのまま置き場に入れます。紙の本は、自分で読むために使う範囲にとどめるのがおすすめです。
3. 自分の体験のメモを足す
本の知識だけだと、一般的な話になります。自分の体験を、箇条書きでよいので、一緒に置きます。
4. 小さな記事を1本作らせる
「この本のこの話と、私のこの体験を混ぜて、800字の記事にしてください」と頼みます。
本の著作権に気をつける
本の内容を、そのまま転載して公開することはできません。AIに読ませて、自分の言葉で書き直す使い方にとどめます。引用するときは、出典を書き、量も短くします。迷ったら、公開しないのがおすすめです。
体験が入ると、記事が生きる
本の知識だけの記事は、どこかで読んだ話になりがちです。自分の体験が1つ入ると、読み手に、その人の話として届きます。体験は、うまくいった話だけでなく、つまずいた話も材料になります。
よくある疑問:読んでいない本でも、使えますか
読んでいない本の内容も、AIが整理してくれます。僕自身、読み切れていない本の内容が入った記事を読んで、勉強になりました。ただ、AIの要約が正しいかは、気になる箇所だけ、本で確かめるのがおすすめです。
記事のあとに、本に戻る
出てきた記事で気になった話があれば、その本の該当箇所を、読み直します。記事が、本への案内役になります。本を最初から全部読むより、必要な所から入れるので、続けやすくなります。
本を選ぶ基準
AIに読ませる本は、仕事で今すぐ使いたい分野から選びます。経営、営業、文章の書き方など、日々の判断に関わる本がおすすめです。読んだことがある本から始めると、AIの要約が正しいかを、自分で確かめやすいです。
章ごとに問いを立てる
本を丸ごと読ませるより、章ごとに問いを立てると、役立つ答えが出ます。「この章の考え方は、うちの店ではどう使えますか」と聞きます。問いが具体的なほど、答えも具体的になります。
自分の言葉に直す
AIが出した文章は、自分の言葉に直して使います。他の人の表現が残っていると、公開したときに問題になります。自分の体験を1文足すだけでも、文章が自分の物になります。
読書メモを積み上げる
読んだ本のメモを、置き場に積み上げます。半年たつと、自分だけの知識の棚ができます。その棚が、AIが記事を書くときの、大事な材料になります。
昔の苦労が、今の力になる
昔の自炊で粗くて使えなかった経験は、無駄ではありません。何が欲しかったのかが、はっきりしていたから、今の道具の良さが分かります。過去に諦めたことを、今のAIで、もう一度試す価値があります。
小さな実験から始める
まず、1冊の本の1章だけで試します。要約、体験との混ぜ合わせ、記事の下書きまでを、1回通します。うまくいったら、他の章へ広げます。
気をつけること
自炊した本のデータは、私的な利用の範囲にとどめます。他人に配ったり、公開したりしないでください。また、AIが作った記事の事実は、出す前に確かめてください。
今から始める社長へ
棚の中から、仕事に役立てたい本を1冊選んで、気になった章を1つ、AIと一緒に読み直してみてください。眠っていた本が、仕事の相談相手に変わります。