場面1「AIの道具を入れて、使い始めるとき」 27/27本目
スライドと表の仕組みまで、AIエージェントに一気に作らせた。会話型との違い
教科書でいうと → 第1章「相談から、仕事を頼むへ」(解説動画つき)
AIに質問して答えをもらう。それを何度もくり返して、資料を作っていませんか。この記事では、2026年1月4日に僕が感じた、会話のAIと、作業までやるAIエージェントの違いを、社長向けにまとめます。
質問と再指示が続いていた
それまでの僕は、ChatGPTに指示を出し、答えをもらい、また指示を出す、というやり取りを続けていました。画像が必要なときは、別のAIに作らせていました。1つの資料を作るのに、いくつもの道具を行き来します。手間は、思った以上に大きいものでした。
一気にやるAIを紹介した
2026年1月4日、僕は、会話のキャッチボールではなく、スライドやサイト、アプリまで一気にやるAIエージェントを紹介しました。スライドも、ウェブサイトも、アプリ開発も、ワンストップでできるからです。僕が伝えたかったのは、会話型のAIと、作業までやるAIエージェントは別物だということです。今までのAIが、AIエージェントというツールになった。これが、驚きでした。
データベースまで作らせた
同じ日、僕は、このAIエージェントを、情報整理の道具につなぎました。施工管理と支払い管理のデータベースを、0から作らせ、使い方のマニュアルとスライドまで作らせました。スライドは、自分が作るより、見た目も要点整理も上でした。お客様向けの提案書づくりを、手伝えるようになったのは、大きな変化でした。
違いを一言でいうと
会話のAIは、「相談相手」です。聞けば答えてくれますが、実際に作るのは自分です。AIエージェントは、「作業を任せる相手」です。ゴールを伝えると、途中の作業まで進めてくれます。
自分の仕事で使い分ける手順
ここからは、社長が自分の仕事で使い分けるための、手順の提案です。
1. 作業を2つに分ける
今の仕事を、「考える作業」と「形にする作業」に分けます。考える作業は会話のAI、形にする作業はAIエージェントが向いています。
2. 形にする作業を1つ選ぶ
スライド、簡単なページ、表の整理など、形にする作業を1つ選びます。小さい物がおすすめです。
3. ゴールと材料を渡す
何のための物か、誰が見るか、材料は何かを、最初にまとめて伝えます。会話型のように、少しずつ聞くのではなく、全体を渡します。
4. 途中の様子を確かめる
任せきりにせず、途中で一度、出来を見ます。方向がずれていたら、ここで直します。
任せる前に決めておくこと
AIエージェントは、深掘りするぶん、間違った方向へ進むことがあります。任せる前に、「やってはいけないこと」を、1行でも書いておきます。たとえば、「お客様の名前は入れない」「外へ送信しない」などです。
出来を確かめるコツ
出来上がった物は、数字、固有名詞、日付の3つを重点的に見ます。AIは、見た目が整っていても、数字を間違えることがあります。見た目の良さに安心せず、中身を確かめるのがおすすめです。
よくある疑問:会話のAIは、もう要らないですか
要らなくなるわけではありません。考えを整理したり、迷いを話したりするには、会話のAIが向いています。作業が決まってから、AIエージェントに渡す。この順番が、使い分けの基本です。
提案書づくりに使う場合
お客様向けの提案書も、AIエージェントが得意な作業です。材料のメモを渡し、見出しの案を出させ、スライドにする、という流れです。ただし、金額や納期など、約束にかかわる部分は、きちんと社長が自分で決めてください。AIに決めさせないのがおすすめです。
任せる作業の大きさを決める
AIエージェントに任せる作業は、半日で終わる大きさから始めます。「サイト全体」ではなく、「トップページ1枚」のように区切ります。区切ると、途中で確かめやすく、直しも小さく済みます。
前に作った物を、お手本にする
過去に作ったスライドや、ページがあれば、お手本として渡します。「この雰囲気で、次の内容を作ってください」と頼むと、会社らしさが保てます。お手本がないときは、好きな資料を1つ選んで渡します。
使う道具を、そろえておく
AIエージェントが作った物を、どの道具で開くかを、先に決めます。作った物が、手元の道具で開けないと、使えません。資料なら、いつも使う形式で出すように、最初に頼みます。
毎回の手順を、メモに残す
うまくいった頼み方は、メモに残します。次に同じ種類の作業を頼むとき、メモを貼るだけで、同じ質が出せます。メモが増えると、自分の仕事の道具箱になります。
気をつけること
AIエージェントは、道具につなぐと、中身を読み書きできます。最初は、重要なデータではなく、試験用のデータで試してください。作った物は、そのまま出さず、社長の目で確かめてから使います。
今から始める社長へ
今週のスライドづくりを、1本だけ、AIエージェントに任せてみてください。自分が考える時間が増えると、仕事の見え方が変わります。