場面5「複数のAIや仕組みで、回していくとき」 32/40本目
AIが上限で止まっても、作業場所を共通にしておけば別のAIで続けられる
教科書でいうと → 第15章「寝ている間に働くAI工場」(解説動画つき)
AIで仕事をしていたら、突然、動かなくなった。使用量の上限に、達してしまったのだ。そんな経験はありませんか。この記事では、僕が2026年の5月に実感した、上限で止まっても、仕事を続けられる備え方を、社長向けにまとめます。
上限で、動かなくなる
AIには、一定の期間に使える量の上限があります。上限を超えると、使えなくなります。僕も、2026年の5月、AIのリミットオーバーで、動かなくなる場面がありました。仕事の途中で止まると、時間が無駄になり、焦ります。
別のAIへ切り替えても、続けられた
2026年5月21日、僕は、上限で止まったときに、別のAIへ切り替えました。それでも、仕事を続けられました。理由は、作業の場所が、セカンドブレインで同じだったからです。セカンドブレインとは、自分の資料や記録を集めた、共通の置き場です。切り替えても、一から説明し直さずに、作業を継続できました。僕の感想は「すごく助かる」です。
作業の記録は、AIの外に置く
どのAIでも読めるように、仕事の記録は、AIの外の、共通の場所に置きます。文章のファイルのような、簡単な形で保存します。AIの中だけに記録があると、そのAIが使えないとき、すべてが止まります。置き場所が共通であれば、AIを入れ替えても、仕事の続きが残ります。
自分の仕事で試す手順
1. 仕事の記録を、1か所にまとめる
進めている仕事の目的、決まったこと、次にやることを、1つのフォルダにまとめます。フォルダの名前は、仕事ごとに分けます。
2. 文章のファイルで、残す
特定のAI専用の形ではなく、普通の文章のファイルで残します。どのAIにも、そのまま読ませられます。
3. 最初に、読ませる手順を決める
AIに仕事を頼むときの最初に、「このフォルダの、このファイルを読んでください」と伝える手順を、決めます。
4. 2つ以上のAIで、試しておく
普段使うAIとは別に、もう1つ、使えるAIを用意しておきます。上限に達する前に、一度、切り替えを試してください。
備えがない場合の困りごと
備えがないと、上限に達した時点で、仕事が止まります。別のAIを開いても、これまでの会話が引き継がれず、一から説明する羽目になります。その手間を考えると、記録を共通の場所に置く準備は、費用に見合います。
使用量を、先に見ておく
多くのAIは、使用量の目安を画面で確認できます。重い作業の前に、残りの量を確認しておくと、途中で止まる事故を減らせます。重い作業は、使用量が回復した後に回す、という手もあります。
よくある疑問:AIごとに、答えが違うのでは
AIごとに、答えの癖が違うのは、事実です。切り替えたあとは、最初の数回だけ、答えを丁寧に確認してください。記録が共通であれば、大きく外れることは少なくなります。
切り替えのときの、頼み方
別のAIに切り替えたら、最初に、こう頼みます。「このフォルダの、引き継ぎのメモを読んで、いまの状況を3行で説明してください」。3行の説明が、実際の状況と合っていれば、続きの作業に進めます。合っていなければ、メモを補います。最初の確認を省かないのが、切り替えで失敗しないコツです。
上限が近いときの動き
使用量が上限に近づいたら、いま頼んでいる作業の区切りがよいところで、記録を残します。途中で止まるより、区切りで止まる方が、再開が楽です。重い作業は後回しにして、軽い作業を先に済ませるのも、有効な手です。
複数のAIを持つ費用の考え方
複数のAIを契約すると、費用が増えます。ただ、止まって仕事が滞る損失を考えれば、備えとして見合うことがあります。まず、無料で使える範囲の別のAIを、予備に用意するところから始めてください。
使用量の記録を、つける
どの作業が、どれくらいの使用量を使うかを、1週間ほど、メモします。重い作業の傾向が分かれば、上限の前に、計画を立てられます。たとえば、文章の整形は軽く、大量の資料を読ませる作業は重い、といった傾向です。
止まった日の、過ごし方
上限で止まった日は、AIを使わない作業に切り替えます。お客様への電話、資料の確認、社員との打合せなどです。止まった時間を無駄にしない、代わりの作業を、あらかじめ決めておくのがおすすめです。
上限の前に、頼んでおく
上限が近いと感じたら、止まる前に「ここまでの作業の状況を、引き継ぎのメモにまとめてください」と頼みます。止まる前の一手が、切り替えを楽にします。
気をつけること
共通の場所に置く記録には、お客様の個人情報や、パスワードを入れないでください。また、どのAIがどの記録を読めるかを、決めておくと、情報の漏れを防げます。
今から始める社長へ
今進めている仕事の、目的と次の一手を、文章のファイル1つに書き出してみてください。それが、別のAIでも仕事を続けられる、最初の備えになります。