場面3「AIの答えを、信じる前に確かめたいとき」 29/31本目
英語の動画は、文字起こしを1か所に集めて調べる。正しさは人が確かめる
教科書でいうと → 第6章「調べ物でだまされない」(解説動画つき)
新しい情報を知りたいのに、日本語の記事が少ない。英語の動画なら見つかるけれど、聞いても分からない。そんな悩みはありませんか。この記事では、僕が2025年の9月と12月に紹介した、英語の動画を要約して文字にし、1か所に集めて調べるやり方を、社長向けにまとめます。
英語の動画は、聞いても分からない
2025年9月、僕は、英語のYouTubeを、要約サービスで要約し、マインドマップにして、Markdownの形でNotionに保存する流れを見せました。そのあと、ChatGPTで壁打ちをします。困りごとは、英語の動画は聞いても分からず、翻訳を読むのに時間がかかることでした。日本に無い海外の最新情報を、早く取りたかったのです。この流れだと、長い英語の動画でも、パッと要約までは見えます。僕の言葉でいえば「パッて要約までは見える」です。
文字起こしを集めて、正しさは人が確かめる
2025年12月の共同セミナーでは、YouTubeを文字起こしして、NotebookLMに集める調べ方を紹介しました。日本に無い切り口の情報が足りなかったので、複数の情報を1か所に集めたかったのです。ここで大事にしたのは、AIに集めさせても、正しさの確認は人がする、という決まりです。この決まりで、新しいコンテンツの種を、短時間で作れるようになりました。
自分の仕事で試す手順
1. 調べたいテーマを、1つに絞る
英語の動画を探す前に、知りたいテーマを1つだけ決めます。テーマが広いと、集まる情報もまとまりません。
2. 動画を3本ほど選び、文字にする
テーマに合う英語の動画を、3本ほど選びます。字幕や文字起こしの機能で、文章にしておきます。
3. 1か所に集めて、要点を出させる
文字にした動画を、1つの置き場に集めます。そのうえで、AIに、共通する話と、1本だけが言っている話を分けて出してもらいます。
4. 気になる所だけ、元の動画で確かめる
AIの要点のうち、使いたい話は、元の動画の該当箇所で確かめます。時間を書き留めておくと、後から探しやすくなります。
要約だけで判断しない
要約は、早く全体をつかむための道具です。細かい数字や言い回しは、要約の段階で変わることがあります。お客様に伝える内容や、自社の判断に使う内容は、元の資料に戻って確かめるのがおすすめです。
日本語にするとき
英語の情報は、そのまま日本語に直すより、自社のお客様の悩みに合わせて組み直すと、役立つ記事になります。「この話は、うちのお客様の、どの悩みに当てはまるか」を、先に書き出してから、AIに頼んでください。
よくある疑問:英語が読めなくても大丈夫ですか
要約と翻訳をAIに任せれば、英語が苦手でも、全体をつかめます。ただし、翻訳は、固有名詞や専門用語で間違うことがあります。気になる単語は、検索で確かめてください。
続けるための置き場
集めた文字起こしは、テーマごとのフォルダに入れて、日付をつけておきます。あとから、同じテーマの新しい動画が出たときに、前の情報とつなげて読めます。
調べる順番の例
調べ物は、順番を決めておくと迷いません。最初に、日本語で検索して、日本に情報があるかを確かめます。次に、英語で検索して、英語の動画や記事を探します。最後に、見つけた動画を文字にして、1か所に集めます。日本語から入ると、英語の情報が、どの部分で新しいのかが分かりやすくなります。
集めた情報を、記事の種にする
1か所に集めた文字起こしは、そのまま記事にせず、記事の「種」として使います。たとえば、動画の中で気になった話を3つ選び、それぞれに「うちのお客様なら、どう使えるか」を一言ずつ添えます。一言を添えた3つの種があれば、1本の記事を書き出すのが、ぐっと楽になります。
時間を決めて、深追いしない
英語の動画を調べ始めると、関連の動画が次々に出てきて、時間が溶けます。調べる時間を、1回30分と決めて、タイマーをかけておくのがおすすめです。30分で見つけた分だけを、その日の材料にして、続きは次の日に回します。
自分の言葉で、まとめ直す
集めた情報は、最後に、自分の言葉で3行にまとめ直します。「何が新しいか」「うちにどう関係するか」「次に何を試すか」の3行です。この3行が書けたら、調べ物は一区切りです。書けなければ、調べ方が足りないか、テーマが広すぎるサインです。3行は、そのまま社内の共有メモにも使えます。
情報の鮮度を確かめる
AIの技術や、各サービスの機能は、数か月で大きく変わります。動画や記事の公開日を確認し、古い情報は、今も当てはまるかを調べ直します。特に、画面の操作や、機能の有無に関する情報は、公式の案内で、現在の状態を確かめてください。
気をつけること
動画の文字起こしを、そのまま自社のブログや資料に載せないでください。著作権の問題が出ることがあります。自分の言葉で組み直し、出どころを書き留めておくのが安全です。
今から始める社長へ
まず、気になる英語の動画を1本だけ選び、要約にかけてみてください。そこから、1か所に集める置き場を作る流れへ進めます。