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場面3「AIの答えを、信じる前に確かめたいとき」 24/31本目

ホームページとSNSと地図の情報がずれていないか、AIに自動で見比べさせる

営業時間を変えたのに、ホームページは古いまま。地図には前の電話番号が残っている。お店や会社の情報は、あちこちに載っているぶん、気づかないうちにずれていきます。この記事では、僕が2026年の1月に作った、情報のずれを自動で見つけるアプリの話と、社長が自分で試せる見比べ方をまとめます。

情報が一致しているかを判定するアプリ

2026年の1月19日、僕はManusで、あるアプリを作りました。ホームページ、SNS、Googleビジネスプロフィールの情報が、一致しているかを自動で判定するものです。作り方は、「こういうアプリを作って」と言うだけでした。僕の言葉でいえば「実はManusでもアプリが作れます」。アプリを作る、という作業が、特別な知識なしで頼める時代になっていました。

なぜ、ずれが問題になるのか

情報がずれていると、お客様が迷います。電話番号が違う、営業時間が違う、住所の表記が違う。見る人は、どれが正しいのかが分からず、行くのをやめてしまうかもしれません。また、AIも、ネット上の情報を集めて答えを作ります。ずれた情報があると、AIが古いほうを答えにしてしまうことも考えられます。

手作業で見比べる手順

アプリを作る前に、まずは手作業で見比べる方法を書きます。

1. 見比べる項目を、決める

店名、住所、電話番号、営業時間、定休日、ホームページのアドレス。この6つから始めます。項目を絞ると、見比べやすくなります。

2. 載っている場所を、全部集める

ホームページ、地図、SNS、予約のページ、ポータルサイト。お店の情報が載っている場所を、書き出します。

3. 表にして、並べる

縦に項目、横に場所を並べた表を作ります。それぞれの場所の情報を、表に書き写します。

4. 違う箇所に、印をつける

並べると、違いが目で分かります。違う箇所に印をつけて、どれが正しいかを決めます。正しいほうに合わせて、ほかの場所を直していきます。

AIに、見比べさせる方法

表に並べるところまで手作業でやったら、あとはAIに、見比べさせることもできます。「この表を見て、場所によって違っている項目を、教えてください」と頼むと、違いを洗い出してくれます。表記の揺れ、たとえば「1丁目2番地」と「1-2」のような違いも、見つけてくれます。

自動のアプリにするなら

何度も見比べるなら、アプリにしておくと便利です。僕が作ったのは、複数の場所の情報を読み取って、一致しているかを判定するものでした。自分で作るなら、最初は小さく始めるのがおすすめです。見比べる項目を3つ、見る場所を2つだけにしたアプリから、試してみます。

よくある疑問:どのくらいの頻度で見比べればいいですか

月に1回で十分です。営業時間や電話番号を変えたときは、変更した直後に、すべての場所を直します。カレンダーに「情報の見比べ」と書いておくと、忘れずに済みます。

見比べたあとの、直す順番

ずれが見つかったら、直す順番を決めておくと、効率よく進みます。まず、お客様が一番よく見る場所から直します。多くのお店では、地図です。次に、ホームページ、最後にSNSの順です。直したら、日付を書いたメモを残しておきます。次に見比べるときに、どこを直したかが分かります。

情報のずれを、そもそも増やさない工夫

情報を変えるたびに、あちこちを直すのは大変です。そこで、正しい情報を1か所に書いた「元の情報」のメモを作り、変更するときは、そのメモを先に直します。そして、メモをもとに、ほかの場所を順番に直す。流れを決めておくと、直し漏れが減ります。

見比べの結果を、社内で共有する

見比べて直した内容は、社内で共有しておくと、同じずれが再発しにくくなります。たとえば「営業時間を変えるときは、地図、ホームページ、SNSの順で直す」という手順を、紙に1枚まとめて貼っておきます。担当者が変わっても、同じ手順で更新できます。情報の更新を、個人の記憶ではなく、会社の決まりにしておくことが、ずれを防ぐ近道です。

見比べを、AIに定期的に頼む

見比べの作業は、月に1回、決まった日にAIへ頼む形にしておくと、続けやすくなります。最初に作った表と、見比べの指示文を保存しておき、毎月、新しい情報を貼って頼むだけにします。指示文を固定しておくと、毎回同じ観点で見比べてもらえます。

地図の口コミ欄も、あわせて見る

情報のずれは、お店の情報欄だけでなく、口コミの返信の中にも出ます。返信の文面に、古い営業時間や、終わったキャンペーンの案内が残っていないかも、あわせて見るとよいです。過去の返信まで確かめるのは大変なので、直近の10件程度から始めてください。

気をつけること

アプリが「一致している」と判定しても、実際の画面を、自分の目で確かめる習慣は残してください。自動の判定は、表記の揺れで間違うことがあります。また、他社のサイトの情報を、規約に反する形で読み取らないよう、使う道具の決まりを確認してください。

今から始める社長へ

情報のずれは、気づかないうちに増えます。まずは、店名、住所、電話番号の3つを、地図とホームページで見比べるところから始めてみてください。