場面2「AIへの頼み方・聞き方で迷うとき」 26/49本目
ホームページの営業は、見本を10パターン作って試し、反応のよい物を正式に作る
教科書でいうと → 第10章「ホームページの見本」(解説動画つき)
ホームページの制作は、頼まれてから作り始めて、できあがってから「イメージと違う」と言われる。そんな行き違いが起きやすい仕事です。この記事では、僕が2025年の12月に、ぶつぶつと吹き込んだメモの中で考えた、「見本を先に10パターン作って試す」営業の形を、社長向けにまとめます。
営業の仕方を、根本から変える
2025年の12月28日、僕は、ホームページの営業を根本から変える案を、連続でメモに吹き込みました。考えた流れは、4つの段階です。AIで見本のページを10パターン作る。次に、試験用のページを作る。そして、広告で試す。最後に、一番成果が出た物を、正式にデザインする。僕の言葉でいえば「営業の仕方を根本から変える」でした。
見本が安くなったから、できる
この流れが成り立つのは、AIで作る見本が、とても安く作れるようになったからです。以前は、見本を作るだけでも、時間と手間がかかりました。だから、頼まれてから作る形が普通でした。今は、AIを使えば、見本を何パターンも短い時間で作れます。先に作って試してから、作り込めるのです。受けてから作る形から、先に作って試して選ぶ形へ。これが変化の中身です。
お客様にとっての利点
お客様の側にも、利点があります。作り込む前に、完成に近い見本を複数見て、選べます。「想像と違った」という行き違いが、減ります。さらに、広告などで試して、実際の反応のよい物を選べば、好みだけでなく、数字に基づいて決められます。
自分の仕事で試す手順
ここでは、ホームページに限らず、案内ページやチラシにも使える形で書きます。
1. 見本の方向性を、3つから10個に分ける
たとえば「信頼感重視」「分かりやすさ重視」「地域密着重視」のように、方向性を分けます。方向性の違いが大きいほど、比べる意味があります。
2. AIに、見本を作らせる
方向性ごとに、同じ内容を違う雰囲気で作らせます。10個すべてを作り込む必要はありません。1つあたり数分の下書きで十分です。
3. 小さく試す
試験用のページを作って、実際に見てもらいます。お客様に選んでもらうか、少額の広告で反応を比べるのが、考えられる方法です。
4. いちばん反応のよい物だけを、作り込む
試した結果をもとに、反応のよかった1つを、正式に作り込みます。残りは、将来の別案として、保管しておきます。
試すときの、見方の決め方
試す前に、何を見て決めるかを決めておきます。問い合わせの数、ページの最後まで読まれた割合、電話ボタンが押された回数など、見る数字を先に決めておくのがおすすめです。結果を見てから基準を変えると、都合のよい結論になってしまいます。
よくある疑問:試している間に、お客様を待たせませんか
待たせないよう、最初に流れを説明しておくことが大切です。「まず見本を10個作って、反応を見てから、正式に作ります」と伝えれば、お客様は、完成までの道のりが分かります。むしろ、見本を先に見られることを、喜ぶお客様が多いと考えられます。
試す前に、決めておく3つの数字
見本を試す前に、3つの数字を決めておきます。1つ目は、見本の数です。最初は3つで十分です。2つ目は、試す期間です。1週間か2週間と、区切ります。3つ目は、勝ち負けの基準です。問い合わせが何件あれば、その見本を選ぶのかを、先に書いておきます。この3つが決まっていれば、迷わずに結果を判断できます。
小さな会社ほど、この形が向いている
大きな会社は、ホームページの制作に何人もの承認が要ります。小さな会社なら、社長が見本を見て、その日のうちに決められます。見本を安く作れる今、決める速さがある小さな会社のほうが、この形を使いこなしやすいと考えています。
見本を作るときの、お客様への見せ方
見本を見せるときは、「これは試しの案です」と先に伝えます。完成品と思われると、細かい部分への指摘が増えます。方向性を選んでもらう場だと伝えておくと、お客様は、全体の雰囲気を見て、選びやすくなります。選んでもらった方向性で、あらためて細部を作り込む、という約束にしておくと、お互いに安心です。
反応が割れたときの考え方
10個のうち、どれも反応が似ていることもあります。そのときは、見本の方向性の違いが小さすぎたのかもしれません。もう一度、方向性を大きく変えた見本を3つ作って、試してみます。また、反応が割れて、複数が同じくらいよい場合は、お客様に直接聞くのも1つの方法です。数字と、お客様の声の両方を見て決めるのがおすすめです。
気をつけること
試験用のページを公開して広告を出すときは、広告の規約と、掲載する内容の正確さに注意してください。実際にはできないサービスを、見本の段階で書いてしまうと、お客様に誤解を与えます。また、広告の費用は、あらかじめ上限を決めてから始めるのがおすすめです。
今から始める社長へ
作ってから「違う」と言われる前に、先に見本を複数作って、見てもらってみてください。まずは、次の案件で、方向性の違う見本を3つだけ作るところから試せます。