場面2「AIへの頼み方・聞き方で迷うとき」 25/49本目
質問に答えていくだけで、診断クイズや申込フォームの下書きができる
教科書でいうと → 第10章「ホームページの見本」(解説動画つき)
お客様向けの診断クイズや、申込のフォーム。あると便利なのは分かっていても、一から作るとなると手間がかかります。この記事では、僕が2025年の10月に知って驚いた、「質問に答えていくだけで、診断クイズやフォームの下書きができる」やり方を、社長が自分の仕事に使える形にまとめます。
質問に答えるだけで、フォームまでできた
2025年の10月3日、ChatGPTに、質問に答えるだけで作りたいものを組み立ててくれる機能があると知りました。僕が驚いたのは、「色々質問に答えてくだけで…フォームとか全部作れんだよ」という点です。それまでは、お客様向けの流れ、たとえば申込から返信までの流れを、一から組むのに手間がかかっていました。質問に答える形なら、何を作りたいかを順に話すだけで、診断クイズや入力欄が形になっていきます。
一度ひな形を作れば、直すだけで何度も使える
もう1つ大事なのは、一度作った形が、ひな形として使い回せることです。僕は、できたものを自分の仕事の流れのひな形にして、商品にできないかと考えました。新しい用途のたびに一から作るのではなく、ひな形を出して、中身を手直しするだけにする。これなら、1つ作った手間が、次からの何件分にもなります。
横に広げる発想
ひな形ができると、同じ型を別の場面に広げられます。僕が考えたのは、地図の活用講座、地図の運用代行、求人といった、切り口の違う場面です。質問の内容を少し変えるだけで、別の場面向けの診断やフォームになります。自分の仕事に置き換えれば、たとえば美容室の「髪の悩み診断」と、整骨院の「体の悩み診断」は、型がほぼ同じです。
自分の仕事で試す手順
1. 作りたい物を、一言で決める
「髪の悩みを診断して、おすすめのメニューを案内する」のように、お客様が何を知りたいかを一言にします。一言にできないと、AIも質問を絞れません。
2. 質問は、AIに作らせる
「この診断を作りたいので、必要な質問を5つ出してください」と頼みます。自分で質問を考えるより、AIに出させて直すほうが早く進みます。
3. 答えを入れて、下書きを出す
質問に順に答えていくと、診断の流れや入力欄の下書きが出てきます。最初から完成を求めず、まず形にするのがおすすめです。
4. 自分でやってみる
できた診断を、まず自分で最後まで入力して試します。質問が分かりにくくないか、結果が的外れではないかを、確かめます。
診断クイズが役に立つ場面
診断クイズは、お客様が自分の悩みに気づく入口になります。「あなたの髪の悩みは、この3つのどれですか」という質問に答えていくと、お客様は自分で自分の状況を整理できます。お店の側も、お客様の悩みを先に知った状態で話を始められます。問い合わせの前に診断を挟めば、相談の質が上がります。
作ったあとの、ひな形の置き場
できたひな形は、後で見つけられる場所に保管します。名前は「診断クイズ_髪の悩み_v1」のように、用途と版が分かるようにします。ひな形が増えてきたら、一覧の表を作り、どの場面向けかを書き添えておきます。置き場が決まっていると、次に似た診断を作るときに、すぐ出して手直しできます。
診断を、お客様の言葉で作る
診断の質問は、お店の専門用語ではなく、お客様が普段使う言葉で書くのがおすすめです。たとえば「毛髪の損傷度」ではなく、「枝毛や切れ毛が気になりますか」と聞きます。AIに質問を出させたあとで、お客様に分かる言葉になっているか、自分の目で読み直してください。
よくある疑問:自分の業種でも使えますか
質問に答えて作る形は、業種を選びません。診断クイズなら、飲食店の「好みに合うメニュー診断」、工務店の「家づくりの優先順位診断」、士業の「手続きの要不要診断」など、どの業種にも置き換えられます。大切なのは、お客様が最初に迷う点を、質問の形に落とすことです。自分の業種で、お客様がよく迷うことは何か、先に3つ書き出してみてください。
最初に作るなら、問い合わせの前の診断
どれから作るか迷ったら、問い合わせの前に置く診断から始めるのがおすすめです。お客様が「何を頼めばいいか分からない」状態で連絡してくると、やり取りが長くなります。診断で状況を整理してもらってから連絡をもらえば、最初の1通で話が進みます。
気をつけること
診断の結果として出る文は、AIが書いた内容をそのまま出さず、人が読んで確かめてください。とくに、健康や法律、お金に関わる診断は、断定的な言い方になっていないかを注意して見ます。また、お客様から集める情報は、必要最小限にします。名前や連絡先を預かる場合は、使い道を明記してください。
今から始める社長へ
診断やフォームは、一から組むのではなく、質問に答える形で下書きを作ってみてください。まずは、お客様がよく聞く悩みを1つ選んで、それを診断にするとしたら質問は何か、AIに5つ出してもらうところから始められます。