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場面5「複数のAIや仕組みで、回していくとき」 24/40本目

投稿づくりが担当者頼みで止まる前に。固定の指示文と写真だけの作業にする

お店や会社のSNS投稿は、担当者がいなくなると止まります。口コミ返信も、投稿文を考えるのが大変で、後回しになりがちです。この記事では、僕が2025年の秋に紹介した「固定の指示文を置いて、写真を上げ続けるだけにする」やり方を、社長向けにまとめます。

投稿が担当者に張り付いてしまう

2025年の11月、自分で主催したZOOMセミナーで、写真を撮る、AIで投稿文を作る、まとめて予約投稿する、という流れを紹介しました。その時に挙げた課題が「投稿が属人化し、担当が辞めると止まる」でした。口コミ返信や投稿文を考えるのが大変で、放置されることも多い。毎日の投稿文作りを省きたい、というのが前提でした。

写真を上げるだけに変える

その2か月前の9月、僕は投稿づくりを、Gensparkに固定の指示文を置いて、写真を上げ続けるだけの作業にした、と説明しています。「ひたすら写真をあげてるだけ」の状態で、毎日の3媒体の投稿が回る、という形です。さらにセミナーでは「60枚写真撮れば2ヶ月分の予約投稿を」作れると話しました。写真をまとめて撮れば、何か月分も一度に予約できます。写真と固定の指示文があれば、担当が変わっても回せる仕組みにできる。この考え方が、属人化への答えでした。

自分の会社で試す手順

1. 毎回同じ指示文を、1つだけ作る

お店の名前、語り口、入れてほしい要素、避けてほしい言い方を、1つの指示文にまとめます。毎回書き直さずに、同じ文を置いたまま使います。

2. 写真を、まとめて撮る

1日1枚ずつ撮るのではなく、時間のある日にまとめて撮ります。撮った枚数が、そのまま投稿できる日数になります。

3. 担当者が変わっても動くよう、手順を書いておく

指示文と、写真の置き場所と、予約の入れ方を、紙に1枚まとめておきます。次の担当者が、その紙を見れば同じことができる状態にするのが、属人化を減らす近道です。

4. 出る前の文は、人が目で確かめる

AIが書いた投稿文は、お店の事実と違うことを書いていないか、人の目で確認します。たとえばメニューの内容や営業日、場所の説明です。

口コミ返信も、同じ型で

口コミへの返信を考えるのが一番大変、と感じるお店は多いです。返信も、固定の指示文を置いて、口コミの文を貼って、下書きを作らせる形にできます。下書きができれば、あとは人が読んで直すだけです。ゼロから考えるより、ずっと早く終わります。

続かない原因は、文を考える時間にある

投稿が続かない理由を聞くと、「忙しい」より「何を書くか考えるのがつらい」という声が多いです。毎回ゼロから文を考えると、投稿するたびに小さな負担が積み上がります。指示文を固定すると、考える作業が減り、写真を選ぶことだけが毎日の仕事になります。考える部分を減らすことが、続けるための工夫でした。

引き継ぎのために残しておく3点

担当が変わっても止まらないよう、次の3点を紙に書いておくのがおすすめです。1つ目は、指示文そのものです。2つ目は、写真を置く場所と、予約を入れる手順です。3つ目は、出す前に人が確認する項目です。たとえば営業日と、メニューの名前です。この3点があれば、新しい担当者が初日から作業を始められます。

指示文に入れておくと便利な4つの項目

固定の指示文には、次の4つを入れておくと使いやすくなります。1つ目は、お店の名前と、どんなお店かの短い説明です。2つ目は、語り口です。丁寧にするか、親しみやすくするかを決めておきます。3つ目は、入れてほしい言葉です。地名や料理名のような、探される言葉です。4つ目は、書いてはいけないことです。値引きの約束や、効果を言い切る表現などを外します。この4つがあれば、毎回の仕上がりが安定します。

写真の撮り方も、固定してしまう

指示文だけでなく、写真の撮り方も決めておくと、投稿の質が揃います。たとえば、料理は真上から、お店の外観は昼の明るい時間に、というように、撮る場所と時間を決めます。撮り方が揃うと、お店のページ全体に統一感が出ます。

1か月の運用の例

運用の流れを、1か月の例で考えてみます。月の最初の週末に、お店の写真を30枚撮ります。次の日に、固定の指示文で投稿文の下書きを作り、人が目で確かめて、予約を入れます。これで、1か月分の投稿が終わります。平日は、口コミが届いたときに返信の下書きを作るだけです。毎日の作業ではなく、月に1度の作業に変わると、担当者の負担が大きく下がります。

気をつけること

写真に、お客様の顔や、個人が特定できる情報が写り込んでいないかを、投稿する前に確かめてください。また、AIに任せっぱなしにしていると、同じような文が続いて、お店らしさが薄れることがあります。月に1度は、投稿を見返して、指示文を直すのがおすすめです。固定の指示文は、お店の「らしさ」を決める大切な部分です。人が決めて、人が見直してください。

今から始める社長へ

投稿が続かないなら、毎日文を考える作業をやめて、写真を上げるだけの形にしてみてください。まずは、お店の名前と語り口を入れた指示文を1つ作るところから始められます。