場面1「AIの道具を入れて、使い始めるとき」 3/27本目
AIで作ったページが公開できない・崩れる時に、まず確かめる2つのこと
教科書でいうと → 第6章「調べ物でだまされない」(解説動画つき)
AIにホームページや申込みページを作ってもらったのに、いざ公開しようとすると出てこない。貼り付けたら、見た目がぐちゃぐちゃに崩れた。ページそのものはできているのに、最後の一歩で止まると、何が悪いのか見当もつきません。僕も、AIに作らせたページを公開できずに止まったことがあります。この記事では、そのとき分かった原因と、崩れたページを直すための頼み方、確かめる順番を書きます。
作ったのに、公開できなかった
2025年の夏、ゴーハイレベルという顧客管理の道具で、AIにページを作らせました。中身はできている。ところが、公開ができません。作ったページが公開できない。当時の困りごとは、それだけでした。
原因を探していくと、ページにドメインを指定していなかったことが分かりました。ページは、どの住所で見せるのかが決まって、初めて外から見えるようになります。その住所の指定が抜けていたので、ページはあっても外に出せなかったのです。
公開にはドメインの設定が要る。言われてみれば当たり前のことです。けれど、AIがページを作ってくれると、作業が全部終わった気になってしまう。中身を作ることと、外に出すことは別の作業だと、このとき身にしみました。
ページが出てこないと、多くの人はまず中身を疑います。AIの作り方が悪かったのか、どこかの文が間違っているのか。けれど中身ばかり見ていると、公開の設定まで目が届きません。止まっている場所は、作った物の中ではなく、外に出す手前にあることもあります。
貼ったら大きすぎて崩れた
それから1年ほど後の2026年の夏、今度は知り合いの社長のページで似た場面に出会いました。その社長はClaudeでLP(商品を案内して申込みを受ける1枚のページ)を作り、そのコードをゴーハイレベルに貼りました。すると、大きすぎて入らず、ページが崩れてしまったのです。
そこで、Claudeに頼み直しました。ゴーハイレベルで使える1枚ものにして、という頼み方です。作り直してもらったページを貼ると、今度は表示できました。作り直したページがちゃんと動きそうで、驚きました。
何が分かったか
2つの場面に共通していたのは、ページの中身ではなく、置き場所との相性で止まっていたことです。
1つ目は、置き場所の住所を決めていなかった。2つ目は、置き場所に入る形になっていなかった。
AIは、頼まれたページをきれいに作ってくれます。ただ、そのページをどこに置くのか、置き場所にどんな決まりがあるのかは、こちらが伝えないと分かりません。ページが出てこない、崩れるというときは、中身を直す前に、置き場所の側を疑うと早く片付きます。
今日から真似できる手順
ここからは、AIで作ったページが出てこない・崩れるときの確かめ方です。道具の画面は変わっていくので、考え方を中心に書きます。
1. 公開の設定を、上から順に見る
まず、ページの公開の設定を開きます。見るのは、どの住所で見せるのか、公開の状態になっているか、の2つです。住所の欄が空いていたら、そこが止まりどころです。どこを見ればいいか分からなければ、その画面を撮ってAIに見せ、「このページを公開するのに足りない設定はどこか」と聞きます。
2. 崩れたら、置き場所を伝えて作り直してもらう
貼ったら崩れた、入らなかった、というときは、作ったAIに置き場所を伝えて頼み直します。例えば、次のような頼み方です。
- 「このページを、(使っている道具の名前)のページ編集の欄に貼りたい。そのまま貼れる1枚のファイルにまとめて作り直して」
- 「外のファイルを読み込まずに、この1つだけで表示できる形にして」
道具の名前を入れるのが肝心です。置き場所が分かると、AIはその決まりに合わせて作り直してくれます。作り直してもらったら、貼る前に「この形で貼ったときに崩れそうなところはあるか」とも聞いておくと、もう一度崩れたときの手がかりになります。
3. 貼る前に、元のコードを控えておく
作り直しを頼む前に、最初のコードを別のファイルに保存しておきます。作り直した物がうまくいかなかったとき、元に戻れるようにするためです。ファイル名に日付を入れておくと、どれが最初の版か迷いません。
4. スマートフォンでも開いて確かめる
表示できたら、パソコンだけでなくスマートフォンでも開いてみます。お客様の多くは、スマートフォンでページを見ます。パソコンで整っていても、小さい画面で崩れることがあるので、両方で見てから案内に使います。確かめるときは、ページの申込みの欄や問い合わせのボタンも一度押してみます。見た目だけ整っていて、押しても何も起きない、ということもあるからです。
気をつけること
AIに作ってもらったページは、そのまま公開する前に、中身を自分の目で読みます。会社の名前、連絡先、申込みの流れが合っているか。AIは見た目を整えるのは得意ですが、こちらの事情までは知りません。
もう一つ、崩れた原因を探すときに、ページの中身をあれこれ直し始めないことです。文言や色を変えても、置き場所の決まりに合っていなければ、また崩れます。直す前に、まず置き場所の側を確かめる。この順番を守ると、遠回りが減ります。
今から始める社長へ
AIがページを作ってくれる時代になって、中身を作る手間はぐっと軽くなりました。そのぶん、最後の一歩でつまずく場面が目立つようになっています。出てこないなら住所を、崩れるなら置き場所に合った形かを確かめる。この2つを覚えておけば、作ったページを外に出すところまで、自分の手で進められます。