ニタ|ひとり社長の軽トラDX

家 › AI家庭教師の部屋 › 第5章 › 記事

場面2「AIへの頼み方・聞き方で迷うとき」 30/49本目

打合せの文字起こしを貼るだけで、説明用のスライド10枚の下書きができる

お客様向けの説明資料を作るのは、時間のかかる仕事です。打合せで話した内容を、後からスライドにまとめる作業に、半日かかる、という会社も少なくありません。この記事では、僕が2026年の4月に、顧客企業の講習で実演した、文字起こしを貼るだけでスライドの下書きを作る方法を、社長向けにまとめます。

外注では、量もタイミングも限られる

2026年の4月21日、顧客企業の講習で、ManusとGeminiを実演しました。その会社は、発信を外注していました。外注だと、発信できる量にもタイミングにも、限りがありました。打合せや講習で話した内容を、すぐに外へ出したくても、外注先との調整に時間がかかってしまうのです。

文字起こしを貼るだけで、スライド10枚

実演で見せたのは、打合せの文字起こしを、そのまま貼る方法です。文字を貼るだけで、プレゼン用のスライドが10枚できます。僕が提案したのは、午前中に起きたことを、夕方には発信できる形でした。僕の言葉でいえば「午前中だったことが夕方には発信できてる」です。外注で数日かかっていたことが、その日のうちに、自分たちで出せるようになります。

下書きだから、速く作れる

スライドの下書きは、速く作るほど、価値があります。完成品を目指すと、時間がかかります。ですが、下書きなら、数分でできます。下書きができたら、人が読んで、事実と違うところや、足りないところを直します。作る時間を短くして、直す時間に力を使うのが、おすすめです。

自分の仕事で試す手順

1. 打合せを、録音して文字にする

打合せや講習を録音して、文字起こしをします。相手の了承を得てから録音してください。

2. 文字を、そのまま貼る

整えずに、文字起こしをそのまま、AIに貼ります。最初から、きれいにまとめようとしなくて構いません。

3. 見せたい相手を、伝える

「お客様向けの説明資料として、10枚で」と、読む人と枚数を伝えます。相手が分かると、言葉遣いや構成が決まります。

4. 出てきたスライドを、直す

事実の間違いや、言い過ぎている表現を直します。数字と固有名詞は、元の録音に戻って、確かめてください。

スライドの枚数の決め方

枚数は、話す時間から決めます。1枚あたり1〜2分を目安にすると、15分の説明なら10枚前後です。枚数が多すぎると、聞く人が疲れます。少なすぎると、説明が足りなくなります。時間に合わせて決めるのがおすすめです。

発信のスピードが上がると、何が変わるか

その日のうちに発信できると、情報の鮮度が保たれます。お客様や取引先も、「あの打合せの内容が、もうまとまっている」と感じてくれます。スピードは、信頼にもつながります。外注に頼る形から、自分で素早く出せる形へ、変えてみる価値があります。

よくある疑問:外注は、もう不要になりますか

外注が不要になるわけではありません。デザインの質を上げたいとき、動画や冊子のような手間のかかるものを作りたいときは、専門の人に頼むのが向いています。日々の発信や、説明資料の下書きは自分たちで、品質を上げたいものは外注で、という分け方が現実的です。

出来上がったスライドの、見せ方の工夫

下書きのスライドを、お客様に見せる前に、見せる順番を整えます。結論を最初のほうに置き、そのあとに理由を並べると、短い時間でも伝わります。スライドごとに、言いたいことを1つに絞ると、枚数が多くても、聞く人は疲れにくくなります。

発信の中身を、打合せから拾う

打合せには、発信の材料がたくさん含まれています。お客様がよく聞く質問、つまずいた点、決まったこと。それらを、文字起こしの中から拾えば、発信の種になります。文字起こしを、記録で終わらせず、発信の材料としても使うのがおすすめです。

スライドの下書きを、社内で共有する

できたスライドの下書きは、社内の人にも見てもらうと、直しの質が上がります。担当者が1人で確認するより、現場の人が見たほうが、事実の間違いに気づけます。共有するときは、「ここだけ見てください」と、確認してほしい箇所を伝えておくと、負担が減ります。

録音が難しい打合せの場合

録音できない打合せの場合は、打合せの直後に、自分で要点を口に出して、録音する方法があります。5分ほど、自分の言葉で話した内容を文字にして、そこからスライドを作ります。相手の話をそのまま録るより、自分の整理した言葉になっているので、スライドにもまとまりやすくなります。

気をつけること

打合せの内容には、お客様の個人情報や、社外に出せない話が含まれます。スライドにする前に、出してよい内容かを確認してください。また、AIが作ったスライドは、元の話にない内容を足していることがあります。発表する前に、元の文字起こしと見比べるのがおすすめです。

今から始める社長へ

打合せのあとに、スライドを一から作るのではなく、文字起こしを貼って下書きを作ってみてください。まずは、次の打合せを録音して、文字にして貼ってみるところから始められます。